ウズベキスタン旅行記 ③

11/5 昨晩あれほど暗く怖く感じた街並みは、陽が差し込むと大きな街路樹が連なる素敵な散歩道でした!

左手にティムール像、右手にアミール・ティムール廟が見渡せる大通りを歩き、団地を抜けると…

青の都・サマルカンドを象徴する、念願のレギスタン広場!

なんて美しい…

天井の壁画。吸い込まれそうです。

この壮大さ…ケータイのカメラなどでは到底写しきれません。ただただ圧倒されるばかり。ため息ものです。うまく表現する語彙を持ち合わせていないのが悔しい…。

心ゆくまで眺めた後、近くのレギスタンプラザホテルに両替に行きました。

ウズベキスタンは親日国で、日本語を学んでいる学生さんも多いそう。戦後ソ連軍の捕虜として、この地に抑留された多くの日本人がインフラを整えた…という歴史も大きく影響しているようです。

行くことはできませんでしたが、タシケントには抑留された日本の方々の墓地もあります。

帰りたかっただろうな…。ここは旅をするにはいいところなんだけど…。

両替を待っている間、日本語で現地の女の子に声をかけられました。

大学で日本語勉強して2年。流暢な言葉遣いに勤勉さが伺えました。

その後、シヨブ・バザールへ。

ナンの小麦の香り。いい匂いにつられます。

ウズベキスタンで一番美味しいと言われるサマルカンドのナン。小さいのを買ってその場で頂きました。私の好きな甘くないハード系のパン。絶品!

酢漬けのニンジンやキュウリを味見。これも美味しかった。ピクルス好きにはたまりません。

バザールの駐車場はさんで向かいの食堂でランチ。

ご飯は何でも美味しいのですが、香辛料とラムの油はちょっと飽きます。

初めて「醤油持ってきたら良かった」と思った旅でもありました。

バザールで日本のビデオ発見。

ビビハニム・モスク

ビビハニム・モスクをバックに美しい遊歩道を歩いて…

シャーヒズィンダ廟群。

…青に溺れそうです。

ビビハニム・モスク前とレギスタン広場はシャトルバスで往来できます。1000スム=14円で乗車。

結婚式の前撮り。

レギスタン広場前のカフェで至福のひととき。

帰りに広場向かいのスーパーへ寄り道。

今まで行った事のあるどの国にも必ずあった、日本の食材や日本料理のレストランは、この国では私の見る限り一切なかった。

だけど、魚が干物か冷凍でしか食べられない事を除けば本当に豊かな食文化。物価は安く、お土産を除く滞在費(ほぼ食費)は3日間で2人合わせても12000円ほどでした。

もと来た並木道を歩いてホテルまで戻り、サマルカンドともお別れです。

ステンドグラスが美しい夕暮れのサマルカンド駅。

高速鉄道では空港さながらのセキュリティチェック。パスポートも毎回提示しなければなりません。

タシケントに戻り空港へ直行。深夜便で韓国へ。

ウズベキスタン。今年から日本人の短期滞在はビザなしで入国可能に。ただしパスポートは常に携帯が義務付けられています。だけど列車に乗る時以外、提示を求められることはありませんでした。

治安も良く、人もみんなみんなやさしい。横断歩道のない車道を渡ろうとする時など、100%の確率で車が止まり、運転席から歩行を促してくれます。

強いて言えば…とにかくものすごい乾燥地帯なので、保湿は必至。

そして日本円の両替に少々苦労したのと、VISAカードが使える表記のある店でVISAカード使えない…というちょっとした事件もあり…。ドルを用意して行くほうがきっと便利でした。

そして韓国では、スムのウォンへの両替は不可。スムは現地で使い切る方がいいかもしれません。

11/6 早朝韓国着。再び5時間後のトランジットで帰国するツアーでしたが、これだと成田に帰ってしまうこともあり、帰国便を捨てて、ふたりで韓国1泊する事に事前に決めました。

旅慣れた韓国。参鶏湯かき込んで、チムジルバン(サウナ)に直行。

ウズベキスタンは素敵なところでしたが、寒さと乾燥と薄暗さと異文化のカルチャーショックに、若干の緊張を強いられる場所でもありました。チムジルバンでごろ寝して緩みつつ、初めて自分の疲れの度合いを実感した次第です。

夜はプデチゲ。

11/7 朝ごはんはソルロンタン。香辛料とラム尽くしだった胃腸に沁みます…。

午前中しか時間がなく、明洞で化粧品を買い込んで、明洞教会前に新しく出来たカフェへ。ソウルはおしゃれなカフェがたくさん。

教会の向こうはソウルタワー。ソウルは秋が一番素敵だと思います。

韓国一泊、疲れを癒すのに大正解でした。仁川トランジットがある方は、思い切ってソウル延泊オススメです。

異文化を満喫したウズベキスタン旅行もこれにておしまい。友人は成田へ、私は関空へ。

心から楽しめたのは、父親が快く送り出してくれたおかげでもあります。きっと一緒について来ていただろうなと信じています。

こころに残るいい旅になりました。次はどこへ行こうかな。